終わりの始まり


終わりの始まり。
物語が始まるということはつまりは、終わっているということ。
始まりは終わりの始まり。

終わりは始まりの終わりを意味していて。

つまりは、破滅へと終わりへと走り始めて物語は回り始める。
全ての出来事に関連性があり、偶然なんてものは無くて
この世にあるのは必然のみ。

意味のない物なんて無く、全ては終わりの為にある。
その為に意味がある。

散らばっていた物が集まって、道を形成していく。
終わりに向かって道が出来る、例外なんて無い。
どの道も最後につくのは地獄という名の終焉という到着点。

結局、全てを混ぜ合わせれば混沌、それは終わり。
関わり交わり、恋し愛され、殺し殺され、泣き啼かせ、
一つで存在できない物に待っているモノ。

生まれる瞬間から、死へのカウントダウン、迫るタイムリミット。

人を創るということは、終焉を与えること。

愛するということは、終焉を慈しむこと。

怒るということは、終焉を思うこと。

殺すということは、終焉を愛すること。



だから、私は終わっていて存在しない物体で。
誰にも知られずに、愛されずに愛せない、殺せないし殺さない。
だって、私は生まれた瞬間から終焉そのもので。
それ以外の何者にもなれずにいる。

壊れることも、壊すことも厭わない。
死なんて言葉すら、意味もない。私に名前はない。

終わっているモノに、名前なんて必要ないから。
私のそれはただの認識ナンバー。

意味もない言葉の羅列で、存在を肉体の在処を止めるだけのモノ。
生きている事に意味を付けるのならば、それは終焉への流れ。

この世に、あるのは始まりと終わりの2つだけ。

それ以外は、ただ意味もなく有るだけ。



戯れ言シリーズの新刊を読んだら急に書きたくなった物。
自分で何が言いたかったのかよく解らないかも。
とりあえず、私たちは死に向って生きているんです(微)
生きているってことはいつかは死ぬってことです。
なんか、暗い物になってしまいました。
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